もう21時か、

【津波注意報】「『来るわけない、うるさい』と怒られた」 小学生の大半、家族に反対されて避難できず - 岩手・釜石(237)

1 リスナァφ ★ 2007/01/04(木) 22:05:00 0
昨年11月の千島列島沖地震の直後、津波注意報の発令に伴って住民に避難指示が出された岩手県釜石市の
沿岸部で、家族に避難を呼びかけた小学生の大半が親などに反対されて避難できなかったことが
群馬大の片田敏孝教授(災害社会工学)らの調査でわかった。
予想された津波の高さが比較的低かったことなどで、大人たちの危機感が薄かったとみられるが、片田教授は
「津波は地盤の形状などで予想の2、3倍にもなる。子供たちの防災意識を無にしないで」と警鐘を鳴らしている。

 釜石市は注意報発令から6分後、海沿いの7048世帯、1万7636人に避難指示を出した。
だが、指令避難場所の学校などに来たのは74人だけだった。
 片田教授は同市教委と共同で進めている防災教育研究の一環で、同市内の公立小学校2校の
高学年児童を対象に、その夜の行動についてアンケートを実施。176人が回答した。
 家族に「避難しよう」と呼びかけた児童は全体の49%にあたる87人だったが、実際に避難したのは
このうち6人だけ。家族が避難を言い出した1人をあわせた計7人(4%)しか避難していなかった。
 避難しなかった81人のうち57人は、理由を「家族に大丈夫だといわれたから」と答えた。
 中には「(津波警報の発令を知り)お母さんに『逃げよう』と言ったら『来るわけない、うるさい』と、怒られた」
という回答もあった。子供と大人の意識の乖離(かいり)が浮かび上がる。
 片田教授は、親たちの反応が鈍かった理由として、津波の高さが50センチと予想された点や、
気象庁の発表で釜石市沿岸部は「津波警報」より低い「津波注意報」だったことが影響したとしている。
 その上で片田教授は「津波の高さは地盤の形状などで予想より2倍にも3倍にも高くなる。
たとえ50センチでも避難すべきだった。子供はピュアなので避難の必要性を理解してくれるが、
大人に対する防災教育が行き届いていない。これからの課題だ」と話している。
 この地震で、隣の大船渡市などは「避難勧告」にとどめたが、釜石市はより緊急性の高い「避難指示」をとった。
 釜石市は明治29年の明治三陸地震津波で死者6687人、昭和8年の三陸地震津波で同164人を出したほか、
昭和35年の南米チリ地震津波でも被害を受けており、防災意識が高い。市は今回、過去の津波で浸水した
場所を元に避難指示の対象を決めたという。
 一方、震源に近い北海道では、計13万1400人に避難指示・勧告が出されたが、実際に避難したのは
1万3354人で、全体の1割にとどまった。
(岩手・釜石の小学生アンケート(抜粋)を>>2に掲載)

ソース:産経新聞 東京本社発行 平成19年1月4日付朝刊 第15版 29頁 (産経NetView)
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